人は死後また人間に生まれ変われると勝手に思っている

人は死後また人間に生まれ変われると勝手に思っている

今回も「日本に原始仏教が伝来していない7つの根拠」というシリーズブログの第五段になります。 テーマは人の生まれ変わりについてです。以前のブログでお話しました通り、人間は輪廻転生の輪の中に存在します。では人間から人間へ生まれ変わることは容易なことなのでしょうか?

お釈迦様は仰られました

お釈迦様は弟子に問題を出しました。私の小指の爪に入っている砂粒と、地球上にある砂粒どちらが多いか?それはもちろん地球上の砂粒であると弟子が答えると、お釈迦様は、全ての魂の数が地球全体の砂粒だとすれば、人間の魂の数はこの爪の中の砂粒に等しいと説かれました。そして人間に生まれるということは、海の中で1本の針を探すことのように難しいと説かれております。
映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」の中で、人間に生まれ変わることの難しさが良く表現されていますが、実際はそれ以上に難しく、地獄での修行年数はとてつもなく長く、生まれ変われたとしても虫や動物という別の地獄で修行し、それを何度も何度も途方も無い回数繰り返して、やっと奇跡的に人間になれる。とにかく人間でいることは奇跡的な瞬間と言えます。

また人間に生まれ変わるためには最低でも五戒(シンハー)を守る必要があります

シンハーとは
  1. 不殺生(ふせっしょう)魂ある生き物の生命は奪わない
  2. 不偸盗(ふちゅうとう)他人の物を奪わない
  3. 不邪淫(ふじゃいん)よこしまな男女の交わりをしない
  4. 不妄語(ふもうご)ウソをつかない。でたらめは言わない
  5. 不飲酒(ふおんじゅ)酒は飲まない
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世界中の人々でシンハーを守れている人がどれほどいるか。99.9%守れていないのが現実でしょう。大抵の人は不偸盗、不邪淫、不妄語が悪いことであると理解できていますが、不殺生と不飲酒が悪いことであると理解できていないのです。特に不殺生はシンハーの中で最も重要です。人の命を奪ってはいけない。それすなわち、人のカルマ解消を邪魔してはいけない、他人の生きる権利を奪ってはいけない、という意味でもあります。そしてほとんどの人は意識せず不殺生を行っています。肉魚など生き物を食べるためです。肉食動物はそれしか食べられないため、カルマを作る生涯になることでしょう。しかし人間はベジタリアンでも生きていけます。植物だけを食べて生きるという選択肢があるのです。私は殺生なんてしていないと思う人もいるかもしれませんが、直接的殺生も間接的殺生も同罪です。間接的殺生とは、スーパーで売られている肉魚を購入することです。購買者が生産者に殺生させている意味になります。

地獄は決して目に見えない世界ではない

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命を落とせば、ほとんど全ての人が地獄へ行きます。地獄の世界というのは非物理的世界はもちろんのこと、私達物理的な世界にも存在しております。
徳分(善)は神の世界に記録され、カルマ(悪業)は閻魔帳にシッカリと記録されているため、人間時代に行ったカルマによって行き先が決まることが多いです。
例えば魚釣りをしていた人は魚に生まれ変わり、何度も釣られて死んでは、また魚になり釣られるを繰り返します。その回数は人間時代に魚を釣った回数かもしれません。これもまさに目に見える地獄でしょう。
通常、人が亡くなった場合、生前の記憶は一時的に隠されます。故に生まれ変わった後に前世の記憶がありません。しかし動物に生まれ変わっている時には人間時代の記憶がそのまま残っていると言われます。例えば牛肉をたくさん食べたり、牛を殺生する職業の人は、人間時代の記憶を持ったまま牛に生まれ変わります。その後はみなさんも想像できると思います。牛は殺生される前に涙を流すと言われますが、それはまさに人間の記憶を持っているため、この後に殺生されることを悟っているためです。前述の魚も然りです。これもまさに目に見える地獄でしょう。

小さな虫に生まれ変わると、いつも他の動物に狙われ、恐怖を感じながらの短い一生になります。これもまさに目に見える地獄でしょう。動物ではなく、人間として生まれ変わってもカルマが大きければ、貧困の国に生まれ短い生涯を終えます。これもまさに目に見える地獄でしょう。

五戒(シンハー)は気付いた時から守れば良い

これまでたくさんシンハーに反することを行ってきた人は、学んで気がついた時からシンハーを守れば良いのです。
これまでは、悪いことをしているとは知らなかったのであれば、気付いた時から行動を正してその後の人生を送れば良いのです。シンハーを守ることに年齢は関係なく90歳からでも遅くはありません。学んで気がついた時からスタートすることが重要です。
一番良くないのは、シンハーを学んだのにも関わらず、シンハーを守らないことです。シンハーを理解できないならまだしも、理解した状態で守らないことは、大きなカルマになることでしょう。ちなみにシンハーを理解できないということは、もともと持っているカルマが多いことが推察されます。カルマはマルマを引き寄せるためです。逆にシンハーをすぐに理解して実践できる人はもともと持っている徳分が多く、更に徳分を積む行動をとります。

人間に生まれ変わりたいと思うなら

地獄へ行かず最低でも人間に生まれ変われたとしたら、人生は成功と言っても良いかもしれません。今回は人間への生まれ変わりの話をしましたが、人間以上の存在に生まれ変わりたいと思う人もいることでしょう。それがスピリッツであり、神であります。それには、お釈迦様のダルマを学び続けること、そして徳分を積み続けること、カルマ解消をしっかり行う(修行を続ける)こと、毎日瞑想を行うこと、etc…です。
以前のブログでも書いた通り、人間は唯一、徳分を積むことができ、カルマ解消を積極的に行える生命体です。これは神でもほとんどできないことで、人間とはとても奇跡的な存在と言えます。例えば人間世界でカルマ解消する大きさを、石ころ1つに例えると、同じカルマ解消を地獄で行った場合、その大きさは山1つ分と言われます。つまり同じ量のカルマ解消でも、人間界で行った方が何十億倍も楽なのです。

人生の成功とは

経済大国においては、成功=経済力を得ること、という教育を洗脳のように刷り込まれてきましたが、いくらお金持ちになっても、老後に病気になって寝たきりになったら、その人生は成功と言えるでしょうか?家族関係が悪い状態でも成功と言えるでしょうか?また、死後に地獄へ行ったらその生涯は成功と言えるでしょうか?
若い頃に成功して有名人になったが、その後名前も聞かなくなり、ひどい末路になっている人はたくさん存在ます。徳分を使い果たしカルマを積んだことが原因と推察できます。

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一生とは肉体的レベルでは考えません。一生とは魂レベルで考えます。なぜなら何度も生まれ変わるかです。以前にもお話しましたように、私達は輪廻転生の輪の中に存在しております。日本人は徳分を使い果たす国民と言われます。しかしもともと徳分を持って生まれているのだから日本は良い魂が生まれつく国とも言えます。せっかく持っている徳分なのですから、使い切らず、逆に徳分を増やし、同時にカルマ解消を積極的に行っていれば、自ずと経済力も健康力も精神力も良い方向へと向かいます。

人生成功とは人間以上の存在に生まれ変われるように、徳分を増やしてカルマ解消を行える人生と言えます。
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